大学受験の勉強を、いつ始めるべきか?と、聞かれることがあります。
もちろん、早いに越したことはありません。特に、AO入試・推薦入試の受験を検討している生徒は、高校入学直後から受験に向けて考えていかないと、合格は厳しくなってしまう可能性があります。
一般入試の対策については、全国的な平均は、2年生の10月頃からだそうです。静岡県は、実は、受験勉強のスタートが遅い地域として、塾・予備校の間では有名です。静岡県の平均は、高校3年生の4月~6月頃です。遅い生徒は、夏休み明けから受験勉強を始めることもあります。
大学受験の勉強は、とにかく膨大です。範囲が広いため、1ヶ月~2ヶ月の勉強で、目に見えて効果が上がることは稀です。夏休みまでほぼ勉強しなかった人が、夏休み以降に劇的に成績が上がることは、ほぼ無いと言っても良いでしょう。
仮に3年生の4月から始めても、全国平均と比べると、半年ほどの遅れがあります。この半年の差は、皆さんが考えるより、はるかに大きいものです。英単語を1日10語憶えれば、半年で1,800語になります。問題集を1日3ページ進めれば、半年で500ページを超えます。つまり、一般的な大学受験生は、高校3年生の4月には、3,000語の単語帳なら半分以上が終了し、問題集は1冊~2冊程度が終わっていることになります。4月から受験勉強を始めると、これだけの差がつきます。
大学受験は、全国の生徒が相手です。静岡県の平均ではなく、全国の平均で考えましょう。高校2年生は、受験勉強に取りかかる時期ですよ。
富士市の個別指導塾《プロド個別指導塾》
塾長 小澤典生