当塾には、不登校の中学生も通塾しています。学校には行かずに、塾だけで勉強する生徒もいれば、週に数日のみ登校できる生徒もいます。また、入塾当初は登校できていても、いつの間にか不登校になっていたケースもあります。当塾は不登校専門のサポート機関ではないため、塾を辞めてしまう生徒もいます。
不登校は、たいていの場合、突然やってきます。最初は、体調不良を訴えて学校を休みだし、休みが長期化して親が不登校に気づくこともあります。
子供が不登校になったら、まずは相談をすることが大切です。担任の先生でも良いですし、また行政にも相談窓口が設置されています。学校復帰を目指すのか、または学校に行かない方法を選択するのか、それぞれにメリット・デメリットがありますので、専門家の意見を参考にしながら考えてみましょう。
学校復帰を目指す場合、ネックのなるのが学力です。特に、不登校期間が1ヶ月以上になると、せっかく学校復帰ができても、学校の授業についていけず再び不登校になることがあります。当塾では、このような二次的な不登校を防ぐために、不登校生の勉強サポートを行っています。
学校復帰を目指さないのなら、適応指導教室やフリースクールへの通学を検討しましょう。両方とも、学校外での学習支援施設です。適応指導教室は市町が運営しており、フリースクールは民間が運営しています。ほとんどの場合、適応指導教室やフリースクールへの通学が、中学校の出席として認定されます。但し、特にフリースクールは民間施設であり、行政による設置基準がないため、学費や運営方針は、施設により異なります。複数の施設を見学して、選択すると良いでしょう。
学校復帰を目指さない場合のデメリットとして、高校進学が困難になることが挙げられます。学校外の施設に通学すれば出席扱いにはなりますが、定期テストを受験することはできないので、通知表は「オール1」になります。こうなると、公立高校への入学は極めて困難です。私立高校は、各高校の判断になりますが、ハードルは高いです。飛龍高校三島スクールが不登校生を受け入れていますが、受入人数には限りが有るため、定時制高校や通信制高校を検討するのが現実的です。
最後に、学校復帰を目指すにしても、目指さないにしても、規則正しい生活や定期的な外出を心がけましょう。不登校になると、夜型生活に切り替わる生徒が多くいます。夜型生活になってしまうと、強い意志がない限り、朝型の生活に戻すのは大変です。また、外出は、引きこもり化を防ぐのに有効です。夜型生活・引きこもりが進むと、高校進学や就職が難しくなってしまうので、事前に対処しておくと良いでしょう。
富士市の個別指導塾《プロド個別指導塾》
塾長 小澤典生
塾長 小澤典生