中学入試には、小学校では学ばない内容が出題されます。合格するためには、中学受験専用の対策をするようにして下さい。塾に通塾するときは、中学受験対策コースに入るようにしましょう。
中学受験のシステム
静岡県内の中学校は、1月上旬に、一斉に入試を行います。従って、複数の中学校を併願することは出来ません。不二聖心や日大三島のように、複数回の入試を行う学校もありますが、1月上旬に行われる第1回の入試がメインとなります。
試験科目は、ほとんどの中学校が、国語、算数、面接です。不二聖心など一部の中学校は、理科・社会を加えた4科目受験を選択することも出来ますが、通常は、2科目受験で構いません。国語・算数だけでも大変ですので、理科・社会を含めると余計に大変になってしまいます。公立中高一貫校(市立沼津など)は、4科目受験となります。
私立中学校は、学校ごとに個性があります。学校説明会には積極的に参加し、自分に合う学校を見つけましょう。富士市・富士宮市内には、星陵、富士見があります。また、静岡市、三島市、沼津市や東京・神奈川の中学校を受験する生徒もいます。
志望校を選ぶ
中学校に求めることを明確にしましょう。良い大学に進学したいのか、人間的な成長を期待したいのか、近隣の公立中学校に行きたくないのか。良い大学に行きたいのなら、進学実績に着目しましょう。また、大学付属の中学校や、特定の大学と提携している中学校は、特別推薦枠を持っていることがあります。進学実績が良い中学校は、授業の難易度が高く、スピードが速いのが一般的です。勉強以外のことを求めるのなら、部活や行事などをウリにしている中学校を見つけましょう。
志望校合格に向けて
中学入試には、小学校の授業では扱わない単元が出題されます。そのため、志望校合格には、中学受験特有の単元の理解が必要になります。生徒一人での勉強には限界がありますので、ご家族が教える、塾や家庭教師で勉強するといった方法を検討して下さい。塾に通う場合は、集団塾の場合は中学受験クラスへの在籍、個別指導塾の場合は中学受験を熟知した講師による指導をお願いして下さい。
中学受験のことを知らない塾だと、学校の教科書の内容しか扱わないことがあります。入試直前に過去問を解き、歯が立たずに慌てて中学受験に対応する塾に駆け込む生徒もいます。静岡県内の中学校は、中学受験としては、基礎レベルの問題が出題されます。しかし、対策せずに合格できるほど甘くはありません。中学受験を決めたら、まずは、中学受験に向けた勉強方法を検討しましょう。